&MEDICAL/&メディカルとは

vol.2 建築家・元木大輔さん

クリエイターの健康プロファイル | 2017.11.15

「かたづけなくてもよい」というデザイン


プロフィール

建築家、Daisuke Motogi Architecture代表。武蔵野美術大学造形学部建築学科卒業後、スキーマ建築計画勤務を経て、2010年Daisuke Motogi Architecture設立。戸建住宅の建築設計から、ショップのインテリアデザイン、プロダクトデザインなど幅広い分野で活躍。バンタンデザイン研究所非常勤講師、武蔵野美術大学非常勤講師。http://dskmtg.com/

設計事務所で〈soft stone back〉を生活のなかに取り入れている、建築家の元木大輔さん。建築家はいわば、暮らしをつくるしごと。設計ひとつで、そこに住む人の暮らしは大きく変化します。そんな暮らしを生み出す仕事は、楽しくも過酷な環境でもあり、頭と体が資本。そんな元木さんに、健康のこと、デザインのことをうかがいました。

健康づくりも、興味と関心から。

 これまでの健康グッズは、テニスボールがふたつ。ヨガマットの上に置いて、背中を預けてグリグリとツボを刺激していました。仕事柄、やはり背中から首にかけて凝るんですよね。〈soft stone back〉を使い始めて3週間くらいになるのですが、何がいいって、まずは、自分で動かなくてもいいところ(笑)。仕事の合間に、事務所の床に寝転んで〈soft stone back〉でマッサージをしているのですが、使っているうちに、最近だんだんと自分の気持ちの良い場所がわかってきました。重力に体を預けて寝るだけで、あとは機械にお任せ。寝ているだけなのでリラックスしながら、肩甲骨のあたりを刺激するのは、とても気持ちがいいです。僕の場合は1ターンじゃもの足りないので、2ターンします。

 体が資本なので普段から体力づくりはしているんです。ジムにいって走ることもあるのですが、ただ走るのではなく映画を見ながらトレーニング。楽しみながらやるのが続けるコツかなと。それと、もともと「知らないものを知る」ということが好きなのですが、健康に関してもそうでなんです。たとえば話題の「糖質オフ」。ダイエット目的というよりも、眠くらならないという効果を利用して、仕事の効率化という意味でランチタイムに実施しています。10日間玄米のみを食べるという体質改善のファスティングをした時は、ひとつのものに偏ることで体が変わるというのを実感できて、仕組みを理解できて面白かったですね。ヨガも、筋肉を理解するのに楽しい。構造を理解したい欲が健康づくりにもいか されています。だから〈soft stone back〉が届いてすぐやったのは、カバーの下をみたこと(笑)

健康にすることへの主張のないデザインが好印象。

 〈soft stone back〉の第一印象は、単純にかわいいなと。一般的な健康器具は「健康にします!」というかたちをしていますよね。それはそれで、頼もしさもあるのですが、〈soft stone back〉の控えめな感じがとてもいいなと思いました。前面にはいない、バックヤード感というか。

 インテリアのなかで「石」というモチーフ、ありそうであまりないんですよ。でもどんなスタイルも選ばない優秀な佇まい。北欧インテリアにもアジアンテイストにも、和室にも。それは、白くてプレーンなデザインのものよりも、なじみやすいと思うんです。白くてプレーンなものは、シンプルですという主張が意外とある。シンプルって難しいんですよ。「石」はそこにただあるという意図してない感じがとてもいい。ちょうど、ここのオフィスの窓際は植栽のコーナーがあるのですが、ここだとすっかり馴染んでしまいますね。健康器具感はまるでありません。

「しまわない」「かたづけない」がテーマのひとつ。

 僕は「かたづけなくてもよい」というデザインに関心があって、いくつか仕事としてもかたちにしています。雑誌に載っているようなかたづいている空間は、美しいですが暮らしを快適にするかというとそうでもないかと。たとえば、ここにある3つのグラス。かたづけることもできますが、こうやって均等に並べてみると、それだけで佇まいが生まれるんです。そういう整理の仕方ってあるなと。収納とソファが一体になった「LOST IN SOFA」も、かたづけかたの考えを変えて生まれたもの。単純に自分がかたづけが苦手という理由なのですが(笑)。現在はだしっぱなしにしても絵になる器をいま開発中です。

*見つからなかったものがソファの隙間から出てきたという経験からアイデアの発想得てうまれた、ユニークなソファ「LOST IN SOFA」。好きな場所にさっと挟めば、なくし物しらず。

*ローコスト住宅の布を使ったポケット収納壁。ポケットという一時的にものを入れることを認めた機能のおかげで、たとえパンパンに入ってても可愛らしさが生まれる。

*きれいに片付けなくても整理されてみえる、収納ウォール。スポンジを張り合わせただけという単純な仕組みなのに、美しい佇まい。

 〈soft stone back〉も、インテリアに馴染むということは、かたづける必要がないということ。出しっぱなしにできるので、日常の健康により寄り添ってくれますよね。しまって出して、というのは気軽に続けるにはとてもハードルが高いですから。健康的な生活に自然に寄り添ってくれる、たのもしいアイテムだと思います。

vol.2の元木さんのインタビューいかがでしたでしょうか。この企画は、取材させていただいたクリエイターさんのご紹介で次回の取材先が決まります。 さて、vol.3は、どんなクリエイターさんが登場するのでしょう!ご期待ください。

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