&MEDICAL/&メディカルとは

肩甲骨とは

column , からだの教室

肩甲骨とは

肩甲骨が「見た目年齢」を決めているってご存知ですか?
背中が丸まっている人、猫背の人は、肩甲骨が左右に離れている状態です。老けて見えるのは、肩甲骨が正しい位置にないからです。肩甲骨が正しい位置に戻れば、シャキッとした美しい姿勢で若見えしたり、お肌の状態も若々しくなります。

目次
1.肩甲骨とは
2.肩甲骨は全身に影響します
3.肩甲骨を動かす

1.肩甲骨とは
肩甲骨は上半身の骨盤です。少なくとも四足歩行をしていた時代は、体幹や前足を支える役割をしていました。やがて二足歩行になると、今度は下半身の骨盤に全体重がかかるようになり、骨盤は支える機能が増して関節の自由度が減りました。
反対に肩甲骨は、体幹や腕を支える機能が減った分、肩や肩甲骨の関節の自由度が増して、腕を上下・左右・前後へと動かせるようになりました。
肩甲骨が、他の関節と少し違うのは、鎖骨としかつながっていない点です。背中側は他の骨とは全くつながっていなく、浮いた状態にあります。ですので、肩甲骨の位置を安定させているのは、そのまわりの筋肉なのです。筋肉のおかげで、肩甲骨は6つの動きができるようになっています

しかし、せっかくこんなに自由自在に動かせるようになった腕を、私たちは十分に使えているでしょうか? 実際はパソコンのキーボードを打ったりスマートフォンを操作したり、手や指先ばかりを使っていて、肩や肩甲骨をダイナミックに動かす生活環境ではないですよね。
前かがみになる時間が長くなると、肩甲骨は背骨から離れる“外転”のポジションで固まりがちです。左右の肩甲骨が離れていると、いつも背中が丸まっていて、特定の筋肉が緊張してコリやハリを招きます。

人間の体はよくできていて、使わないものは不要なものとして、その機能がだんだんと低下していきます。カチカチに固まった肩甲骨は、本来の機能を失い、急に動かそうとしても肩甲骨よりも自由度のある“肩関節”を使ってしまいがちです。こうなると肩こりや四十肩・五十肩を引き起こしてしまいます。

2.肩甲骨は全身に影響します
肩甲骨は、骨盤と同じくらいカラダの要です。肩甲骨が健康になることで、首・頭・腕・腰・バスト・お尻・ふくらはぎと全身へ良い影響が広がります。

1-美姿勢になる
肩甲骨が正しい位置に戻ることで、僧帽筋も元の位置に収まって、まず首が長くなります。そして巻き肩が治り、垂れたバストが上向きになります。猫背から解放されて、骨盤が正しく立つので膝も伸びてきます。次第に全身の骨格バランスが整ってきて、美姿勢でしなやかなカラダを目指せます。

2-呼吸がラクになる
猫背だった背中がピンと伸びることで、内側に潰されていた胸が開き、肋骨が広がり、肺も正しく膨らみます。深い呼吸ができるようになると、新鮮な酸素が全身に運ばれてカラダもイキイキとしてきます。

3-元気になる
全身に酸素が行き渡ることで、血液やリンパの中に溜まっていた老廃物がデトックスされて、新陳代謝が高まり疲れにくくなります。健康なカラダになれば、風邪などの外敵からも身を守りやすくなります。

4-体型が変わる
肩甲骨が正しい場所に戻ることで、筋肉も正しい場所へと戻っていきます。これだけでもボディラインが変わってきます。筋肉にも栄養が流れる良い状態になり、バランスの取れた体型へと変化します。また、効率的に動けるようになるので代謝アップにもなります。

5-冷えないカラダに
血液やリンパの流れが改善されれば、体内酸素が増えます。酸素によって筋肉量が増し、さらに血流がよくなります。冷えの原因は、血流やリンパの流れが滞ってしまうこと。カラダが温まることで、むくみも解消されます。

6-コリ・痛みの改善
筋膜のねじれが解消されると、関節の可動域が広がります。より大きな動きができるようになるので、筋肉の収縮がスムーズになり、血流やリンパの流れも良くなります。それによって、コリや痛みの原因である溜まっていた老廃物も流れるので、肩こりなどの不調も改善されます。

7-腸内環境が整う
肋骨が開いて元の位置に引き上がることで、今まで圧力がかかっていた内臓にも変化が出ます。体内酸素が行き渡って腸の動きが活発になり、消化吸収力も高まります。

8-若々しく
全身の骨格が整って姿勢もよくなり、余分な脂肪もスッキリして、バストも上向きになれば、見た目が十分若返ります。さらに体内でも酸素が全身へまわり脳にも運ばれるので、自律神経が整い、ホルモンの分泌が促され、お肌の色も健康的になります。副交感神経も優位になるので、心身ともにリラックスして穏やかに過ごせるようになります。不調によりツラそうな表情になってしまった人も、イキイキとした表情へ変化します。

3.肩甲骨を動かす
固まってしまった肩甲骨は、まず動かしてあげることが必要です。肩甲骨が動いていることを意識しながら行なってみましょう。血流が促進され、肩甲骨を支えている筋肉がゆるみやすくなります。コリやハリが気になる方は、ぜひやってみてください。

①真っ直ぐ立って、両手を肩につけます。そのまま、ひじを前に出します。腕と床が平行になるように伸ばしましょう。
②次は、ひじを真上に向けます。腕とカラダが平行になるようにしましょう。
③最後は、ひじを真横に向けます。腕と床が平行になるように頑張りましょう。
④これらの動きを2セット行ないます。

肩甲骨をよりダイナミックに動かします。背中まわりのお肉もスッキリします。
①足を肩幅に開いて、真っ直ぐ立ちます。
②両手を下に降ろし、手のひらを合わせます。そのまま両手を真上に伸ばします。そのまま5秒キープ。肩甲骨を持ち上げるイメージです。
③真上に伸ばしたまま手のひらを返し、甲と甲をつけます。そのまま5秒キープ。肩甲骨が硬い人は、ぷるぷるしますね。5秒たったらひじから下ろしていきます。この時、肩甲骨を寄せながら下ろします。 ④これらの動きを4セット行います。

 |