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肩甲骨の重要性

column , からだの教室

肩甲骨の重要性

肩甲骨は、日本人の生活習慣に大きく関わる部位で、カラダの要です。なぜなら肩甲骨から始まる全身の不調がとても多いからです。ぜひ、重要性を感じていただき、今日から健康骨のケア習慣を始めましょう。

この記事は、こんな方におすすめです。
・肩こり、腰痛に悩んでいる
・腕が上がらない
・疲れやすい
・背中がガチガチ
・猫背

目次
1. 肩甲骨の重要性
2. 筋膜は癒着します
3. 現代の生活習慣
4. 今日から筋膜リリースを始めましょう

1.肩甲骨の重要性

肩甲骨の硬さと血流は、関係があります。血流が悪くなりコリや痛みが発生します。ですので肩甲骨は、非常に重要なカラダの一部なのです。
筋膜・筋肉が自由に動くことで、血管もポンプ運動により血液が送り出されて循環されます。筋肉を動かすと、酸素や栄養を体中に届け、痛みの元のなる老廃物を流し去ることができます。背中がガチガチになると、肋骨につながっている筋肉も硬くなり、横隔膜の動きも小さくなります。姿勢も悪くなるので、呼吸が浅くなり十分な酸素を送り出せなくなります。排出するべき老廃物もたまっていきます。肩こりや痛みは、交感神経を刺激し、さらに血管を収縮してしまうという負のスパイラルに陥ります。疲れやすかったり、ストレスを感じたり、カラダが冷えたりするのは、肩甲骨や肩甲骨まわりの筋肉が大きく関係しているのです。

肩甲骨が固まると、肩甲骨を支えるインナーマッスル「菱形筋(りょうけいきん)」の動きが悪くなります。また、「肩甲挙筋(けんこうきょきん)」という肩の筋肉にも負担がかかります。
肩甲骨を本来の位置に戻してあげることで、カラダに元来備わっている自然治癒力が発揮され免疫力を高めてくれます。

2.筋膜は癒着します

前述のように姿勢が崩れると、肩甲骨が悪い状態で固まります。肩甲骨まわりの筋膜も歪み、コブができて癒着します。筋膜は全身つながっているので、癒着した部分だけではなく、他の部位へも影響してきます。例えば、肩甲骨あたりの筋膜が歪むと、その上下にある首や腰へも不調が起きやすく、これが全身の不調へとつながっていきます。

3.現代の生活習慣

私たちの日常生活の中で、腕を後ろに動かす動作はほとんどありません。目が前を向いているので、作業も目の前が中心です。パソコンのキーボードを打つ時もスマホを見る時もテレビを見ながら休んでいる時も、常に肩・腕は前にきます。一日中その姿勢が続くと、筋肉は肩・腕を前に出して支えようと踏ん張り続けるために、ガチガチにこわばり、巻き肩や猫背を招きます。
そうならないためには、定期的に背中・肩・腕を動かす運動やストレッチをすることがベストです。ギブスを取ってリハビリをするのと一緒です。徐々に関節・筋肉を緩めていきましょう。そのまま固まった状態でいると、動かなくてもよいとカラダが判断し、機能がどんどん衰えていきます。しかも、これは加齢とともに加速します。関節の髄液の量も少なくなるので、放っておくと腱や靭帯が硬くなって筋肉も衰え、肩甲骨が硬くなります。日常生活のちょっとした動作でも、少しオーバーなくらいに肩甲骨を動かして、肩甲骨が固まらないように意識しましょう。あわせて深い呼吸も意識的に行なってください。深い呼吸は気持ちをリラックスさせ、ストレスを軽減して血行を良くします。呼吸は、カラダと心の両方に大切な効用があります。

4.今日から筋膜リリースを始めましょう

日本の国民病である肩こりが、若年層へも広がりを見せています。
対処の一つに、マッサージ器があります。肩をトントン叩くタイプ、揉み玉でグイッと揉むタイプがありますが、マッサージ器の強さに麻痺している人が非常に多いです。脳が「もっともっと」とイタ気持ちよさを欲しがり、普通のマッサージ器では満足できなくなっています。強い刺激は、気持ちがいいかもしれませんが、逆に筋肉を緊張させ、こわばらせてしまいます。その場しのぎになってしまうので、特に筋膜リリースをする時は、押し伸ばすタイプのマッサージ器を選びましょう。

今日から「筋膜リリース」を始めたい人は、自分で肩甲骨をほぐしましょう。
簡単なストレッチをご紹介します。

①まず脚を肩幅に開き、両手を床につけます。腰を高くあげ、左手を右足首のくるぶしの外側をつかみます。この状態で15回呼吸をします。
難しい方は、膝を曲げていただいて大丈夫です。無理のない範囲で行いましょう。
呼吸が終わったら、両手を床につけ右手を左足首のくるぶし外側をつかみます。そのまま15回呼吸をします。ゆっくり鼻から吸ってゆっくり鼻から出します。食いしばらないように注意しましょう。

②脚を上下に開きます。右足を前に出し膝を曲げ、膝と足首が地面に垂直になるようにします。そのまま右手を前に左手を後ろに伸ばします。腕が一直線につながるように意識しましょう。この時、肩が上がらないように、力を抜き後ろに下げるようにしましょう。顔は右手の先の方向を見ます。このまま15回呼吸をします。終わったら、反対側も同じように行います。

③最後は、正座をして、そのままお尻が上がらないように両手を前に伸ばしていきます。耳は、腕の高さに合わせます。
手の位置をなるべく遠くに置き、肩甲骨と手で押し合うようにストレッチします。そのまま15回呼吸をします。

以上、お風呂上がりにぜひやってみてください。カラダが温まっているので効果もアップします。一日の疲れやカラダの癖はその日のうちにリセットしましょう。

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