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肩こり対策は肩甲骨がキモ

column , からだの教室

肩こり対策は肩甲骨がキモ

肩こりの原因に大きく関わっているのは、実は「肩甲骨」です。
肩甲骨は、宙ぶらりんの骨と言われているため、普通の骨よりもよく動きます。
逆に肩甲骨の動きが鈍くなると、首・肩・腕・背中・腰と広範囲に影響を及ぼします。

この記事は、こんな方におすすめです。
・肩こりに悩んでいる
・腕が上がらない
・腕をある角度にすると痛みがある
・肩がガチガチ
・猫背

目次
1.肩こりとは
2.肩甲胸郭関節の重要性
3.肩甲骨の簡単ストレッチ

1.肩こりとは
肩こりは、首から背中にかけて生じる重さやだるさ、痛みの総称です。 肩は、ボーリング球くらいの重さの頭と腕を支えているので、とても負担がかかる部位です。日本人は、頭は大きいのですがカラダは華奢なため、肩こり大国ともいわれています。 肩こりを放っておくと、頭痛や吐き気を起こすこともあり、頭痛の7割は肩こり・首こりからくるともいわれています。 肩こりの原因はいろいろとありますが、ひとつには、毎日の姿勢がとても重要です。 肩は、重たい頭や腕をずっと支えているので、筋肉が硬直しやすいのです。支えている筋肉は次第に疲れていき、長時間続くと固定しようとします。筋肉や血管、リンパを包んでいる筋膜も固定され、膜にゆがみやダマを作ります。筋膜が動かなくなると、筋肉が硬直し、それにあわせて筋肉の中にある血管も血流が悪くなって、酸素や栄養素の循環も悪くなります。すると血管の中にも疲労物質がたまり、痛みやコリを発症するのです。こうなるとカラダを動かすのも億劫になりさらに悪化する、という負のスパイラルが続き、肩こりを招いています。

 

2.肩甲胸郭関節の重要性
肩甲胸郭関節(けんこうきょうかくかんせつ)とは、文字通り、肩甲骨と胸郭(肋骨)をつなぐ関節です。 肩甲骨は、胸郭(肋骨)の上をいろんな方向に動く構造になっているので、腕を上げ下げしたり回したりできます。 また、肩甲骨には、肩甲骨を中心として放射状にたくさんの筋肉がついています。これらの筋肉の働きによって、肩甲骨が胸郭(肋骨)の上を自由に動くことができます。そのため周囲の筋肉が緊張したり筋力が低下すると、肩甲骨の動きも低下したり肩甲骨の位置に変化が起きてきます。
肩甲胸郭関節は、浮遊関節ともいわれ、池に浮かぶ船のように例えられます。船(肩甲骨)から岸に向かってたくさんのロープ(筋肉)が出ていて、このロープ(筋肉)を引っぱったり緩めたりすることで、船(肩甲骨)が動いています。こうイメージすると、肩甲骨、肩甲胸郭関節、肩甲骨まわりの筋肉の働きが分かりやすいと思います。

3.肩甲骨の簡単ストレッチ
ここまでで、肩甲骨の動き方や構造、重要性は感じてもらえたでしょうか? とはいっても、どうやって肩甲骨を動かせば効果的なのか・・・? なかなか分からないと思いますので、ここで簡単な「肩甲骨ストレッチ」の方法をご紹介します。

一つ目は、ペットボトルを2つ用意します。左右の手に持って上体を前に倒します。背中のラインが床と平行になるようにし、肘を上に引いあげます。肘は背中のラインの上まで上がるように頑張りましょう。ペットボトルがおへその位置にくるのが目安です。

二つ目のストレッチは、まず両腕を腰のあたりで組みます。左右の手で肘をつかみ、そのまま頭をゆっくり左右に倒します。1回倒すのに5秒くらいかけましょう。腕を組むのがつらい方は後ろで手をつなぐだけでも大丈夫です、無理のない範囲で行いましょう。巻き肩になるのを防ぐために胸鎖乳突筋や肩甲骨を引き上げる肩甲挙筋をストレッチできます。

最後は椅子や台を使って行うストレッチです。安定感おあるものを選びましょう。まず椅子をせにして立ち両手で椅子の座面の端をつかみます。両膝を直角になるまで曲げます。この状態がスタートです。そしてそのままお尻が床につくぐらいまでゆくり下げます。これも5秒位かけて下げていきます。この上下を繰り返し行いましょう。肩甲骨が硬い人は、難しいストレッチです。無理をせず、他のストレッチで肩甲骨を緩めてから行いましょう。

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