&MEDICAL/&メディカルとは

植原亮輔 ryosuke uehara

column

<プロフィール>

アートディレクター/クリエイティブディレクター。2012年、渡邉良重と共にクリエイティブ&デザインスタジオ「KIGI」(キギ)を設立。グラフィックデザイン、プロダクトデザイン、ブランディングを手掛ける他、自らもブランド「KIKOF」を立ち上げ活動。2015年、東京・白金にアートショップ「OUR FAVOURITE SHOP」をオープン。ギャラリー、物販スペースに加え、キッチンスペースを併設し、イベントや展覧会を随時開催。

『ontou』プロダクトの天面のデザイン、パッケージデザインを手掛けてくれたアートディレクターの植原亮輔さんに仕事のこと・カラダのことをお聞きしました。

デザインのアイディアを出す秘訣は「粘ること」

<KIGI>という会社名は、木の複数形「木々」から来ています。クリエイティブを一本の木に見立てて、それをどんどん広げて森にしていきたいという意味を込めています。

僕がデザインのアイディアをひらめく時は、いろんなケースがありますが。例えば、KIGIを共同経営している「渡邉良重さんと話している時」。彼女と話していると、どんどんアイディアが湧いて出てくるんです。それと「歩いている時」も。情報が刻々と変わっていく中で、その時々に気づきがあってアイディアが浮かんできます。逆に「リラックスしている時」もありますね。お風呂に入っている時や、新幹線や飛行機での移動中なんかにも着想することがあります。あとは、「会議をしている時」ですね。クライアントさんから話を聞き出している最中にも、こういうデザインにしようと発想を得られることがあります。

会議やブレスト中にアイディアを出すコツというか秘訣は「粘ること」です。会議は基本、いいねいいね!と同意することが着地だと思っている人が多いんですが、僕は納得しないと、着地はしない。いいね!といって盛り上がるのも良しです。でも、その後の懸念点まで考えたり、より深く追求していかないと納得できるアイディアは出てこないので。引っ張るというか、アイディアが出てくるまでやるしかない。

物事をいろんな角度から見る努力をしてきた

僕の中でもアイディアが偏らないように、いろんな角度からアイディアを出せるように訓練をしてきました。もともとアイディアを感情的に出すタイプではないので、いくつもの方向や角度から物事を見られるように努力してきました。

仕事において大切にしているのは、「最後までしっかりやり切る」ということです。仕事の中身にはいろいろあって、最後のツメまでしっかりできないという状況も起こるんですが、できるだけそういうことは避けたいなと思っています。しっかりと最後まで着地させたいですね。

要するに、クリエイティブってすごく楽しいこと!

僕の仕事の原動力になっているものの一つに、「モノが生まれていく喜び」があります。クリエイティブというのは、モノが短期間に生まれていく。生まれてからデビューさせるまでの期間が短いんですよね。その過程を見ていくことがおもしろい。そこにはいろんな人間が関わってくるし、様々なアイディアが降りてくる瞬間も楽しいし。要するに、クリエイティブってすごく楽しいことなんです! それを何回も経験できるということが、僕の楽しさに繋がっている。仕事は仕事なんだけど、モノが作られていく喜びを常に楽しいなと感じながらやっています。

KIGIというのは、木をクリエイティブの象徴として、たくさんの木、つまりは森を増やしていきたいという考えのもとに設立しました。クリエイティブには、グラフィックデザインあり、プロダクトデザインあり、場合によってはお店のデザインもあって、いろんなクリエイティブがある。その可能性を広げていきたい。ただ僕は、脈絡もなく広げていくのは嫌なので、すべてが繋がって広がっていく、ということにチャレンジしていきたいですね。

だから短い夢の設定はしないようにしています。すぐに終わりが来てさみしくなっちゃうから。ぼんやりと遠くに何かを設定して、そこに向かって走っていくみたいな、そんな感じで過ごしています。

渡邉さんとは互いのクリエイティブを支え合っている関係

仕事の仲間(社員)には、その人や時々に応じていろいろやり方があって。やはり成長してほしいと願っていますから、ゼロから任せる場合もあります。時間がなくてできない場合は僕が自らやるし、指導もしたり、僕のデザインを見せることもあります。一緒にやっている渡邉さんとは、常に意見交換をしていて、お互いを客観的に見つめられて、互いのクリエイティブを支え合っている関係ですね。

仕事で、自分のこだわりと他者の意見の取り入れをどう成立させるのかは、バランスですよね。他の人の意見を取り入れて、薄まってちょうど良くなるものもあれば、イメージを貫くということも大事だし。基本的にクライアント仕事っていうのは関わる人が多いので薄まるもの。なので、うまく取り入れながら作っていくしかない。自分でこだわりを持って作るっていうのは、それは「作品づくり」だから。そういった意味で、僕らはよく作品づくりもしていて、展覧会もやったりしています。

KIKOFのブランド作りが、いい経験と刺激になった

最近一番印象に残っている仕事は、「KIKOF(キコフ)」というブランドを作ったことです。滋賀県の職人さんたちと一緒に作ったブランドで、職人さんたちと役割を半々にして、共同で運営しています。きっかけは、滋賀県のブランド力調査をしたら、全国で最下位だったということ。そこで立命館大学の佐藤典司先生からお話をいただき、職人さんたちとチームを立ち上げました。「何か一緒にやれないかな?」という話から始まって。最初は本当に何もないところからスタートしたので、僕らがまずデザインをして、職人さんたちと一緒にブランドを作り上げていくことになりました。

普通は、何を作りたいとか、何を売りたいなどお題があってデザインをするというのが僕らのデザインの仕事だけど、これは何でもいいよってところからスタートしました。それだけじゃなく、「滋賀県のブランド力を上げたい」「職人さんたちが長く続けられる仕事にしてほしい」という目的があったので。だからデザインをするだけじゃなくて、職人さんたちとどういった関係でこの仕事を成立させていくか、それが僕らにとっては初めての試みでした。今までの仕事とはまったく違う形の仕事で、それがすごくいい経験になったし、刺激にもなって、やり切った達成感もありました。

お客様の反応を見られるリアリティがあるからお店はおもしろい

僕はいろんなモノづくりをしていて、グラフィックもプロダクトもやっていますが、お客様の反応を見るという点では、グラフィックはリアリティがなくて。要するにモノが売れても、それがグラフィックデザインによって売れているのか、モノが良いから売れているのか、はたまた値段なのか、時代なのか。なんとなく曖昧で、実感を伴わないんです。

一方、プロダクトはモノが売れていくことによって実感できますよね。置いてあるお店や営業する人のトークで売れないこともあるから、モヤモヤする部分もあるけど。だけどお店というのは、自分の責任において自分のリスクで、どういう風に動けば商品が売れるのか、お客様の反応が直に分かるので、そこにリアリティがあってすごくおもしろいなと感じています。

週1のジム通いで、肩こり・腰痛を軽減

仕事中の姿勢についてお話しますと、打ち合わせ中は座り姿勢が多いし、移動が多い時はもちろん歩きや立ち姿勢が多くなります。夜はだいたいデザイン作業が多いので、パソコンに向かったり、スタッフにデザインの指導をしたりと、座ったり立ったりを繰り返している感じですね。

カラダの不調は、四六時中、いつも感じてますよ(笑)。仕事中も時々立ち上がってみたり、伸びやストレッチをして、少しずつ解消しているんですけどね。肩こり、腰痛、それに伴った足の痺れなどを感じる時もあります。だからそうならないように努力もしていて。週1回は必ずジムへ行って、1時間半カラダを動かして、30分サウナに入ります。ストレッチを中心に45分、その後に有酸素運動と筋トレをすると、一週間は肩こりや腰痛が軽減されるので欠かさず続けています。

日常生活では、“意識して”歩くようにしています。階段を昇る時には、しっかりももを上げるとか、ちょっとした運動やエクササイズを頭の中で意識しています。僕はいいと思ったら何でも取り入れてみるほうなんです。友達や先輩など、自分と近い年齢の人たちと話すと、必ず健康の話が出るんですよ。そこでいいなと思ったらネットで検索したり。テレビの健康番組もよく見ますね。とりあえず試してみて、ダメだったらやめるって感じで。そのおかげか、昔に比べたらカラダの調子は良くなってるかなと思います。肩こりや腰痛は今でもよくあるんだけど、昔はギックリ腰を何度もやっていたし。そこまでひどいのは今はなくなりましたね。

植原亮輔さん、『ontou』を初体験!

僕はよく腰痛で病院に行って治療を受けるんだけど、それと同じ低周波でしょ? あっ、心地よい刺激がありますね。

 

(レベル強)すごい! これはいい。これが一番いいね、効き目ありそう!全身にやりたい! おおーすごいね。全身に10個くらいつけたい(笑)。仕事中に使うのもいいけど、風呂上りに寝転びながら10か所くらいつけたいね。この揉み込みモードモードがいい! パソコンの横に置いておけるっていうのもいいね。一緒に仕事をしている渡邉さんにもぜひオススメしたいですね。

<ontouパッケージデザインのこだわりへ>

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